オープン戦レポ:3月5日、明治大学戦

試金石の明治大戦

明治大のAチームは関西遠征中。
居残り組みのBチームとの対戦となりますが、そこは伝統ある東六所属の明治大学。
豊富な人材を考えればその戦力は推して図るべし。
「オープン戦序盤の大一番」と位置づけている、今後の松蔭大野球部の行く末を占うと言っていい試合に臨みました。

先発マウンドは新チームから「18」番を身に付ける堀江投手。
昨秋、2部リーグとはいえ10連勝という快挙を成し遂げたスーパー右腕です。
レベルがググッと上がる打線に対してどんな投球を見せてくれるのか。
そもそも「通用するのだろうか・・・」
そんなマイナス思考自体・・・彼の取り組みを見ていれば愚問・・・。
普段の練習からエースとしての自覚を感じさせられる姿に不安よりむしろ、期待の方が大きくなるのは必然というものです。

実際の投球も期待通りのものでした。
バッテリーエラーや守備のミスから失点こそしましたが、明らかにレベルの高さを感じさせる(スイングの速さ、力強さが見るからに力を感じさせます)明大打線に力を示すピッチングを見せてくれたのです。

その失点に絡んだバッテリーエラー。
先発マスクの角田君はバッティングを買われて昨秋からコンバートされたばかりなので、ある程度のミスは想定内。
ゲームだからこそ出てしまうミスをしっかりと分析し、埋めていく作業をしていけばいいだけのことです。
そして、その期間を我慢できない監督ではありません。
特に修正すべき部分を一点だけ上げさせてもらうと、やや打者から距離を取って構えてしまう部分が気になります。

低めの際どいボールに球審の手が上がりかけながら「ボール」と宣告されるシーンが何度もありました。
もし、一足分前に構えていることが出来ていたならストライクとコールされていたことでしょう。
堀江君が「ボールかぁ・・・」と苦笑いを浮かべるシーンも、そんな部分を修正すれば減らすことが出来るでしょう。
さらに、ワンバウンドへの対応ももっと楽になり後ろへ逸らしてしまったボールを止めることも可能になるでしょう。
ただ、ここら辺は心がけ次第で改善していくもの。
むしろ目を向けるべきは、ミスを引きずって彼の最大の武器である「思い切ったバッティング」に影響を及ぼしてしまった部分。
「ミス」は成長への道程です。
我慢をしてくれる監督さんの下なのですから、自分の特徴、最大の売りの部分を失わないでもらいたいものです。

スコアボードを見ても分かるように、ヒットは3本しか出ませんでした。
しかし、明大投手陣のボールを見ればそれも致し方がない・・・といったところです。
もちろん、選手たちにはそれで納得してもらっては困りますが3本のヒットをすべて得点に繋げた点に成長を感じています。
「どう1点を取りにいくのか・・・?」
点を取るために何をしなくてはいけないのかがチームに根付いているからこその、得点シーンだったように思えるのです。
その意識が持てるのだから、この日の守備のミスは猛省しなければいけません。
ミスは野球にはつきものですから出てしまうことは仕方がありません。しかし、そのミスが消極的な気持から生まれてしまったものであるなら話は別です。
5回の3点は、消極的な気持ちが生んだミスからの失点でした。

技術的なことではなく、意識の部分で埋められそうで埋まらない差・・。
「どうすれば気持ちの部分の差を埋められると思う!?」そう問いかけた山際監督。
それを詰めていくには「練習しかないんだ!」
いかに質の高い、志の高い、意識の高い練習を積めるか。
練習で「やりきれて」いないから試合に自信を持って臨めない。その部分を埋めていく練習をしていこう!
監督の言葉が胸に刺さるこの日の結果は、もう一度「変わろう!」と意識できるいいきっかけ。
「負けて良かった」
この日の敗戦を、そう振り返るものにしなければなりません。


【追記・・・】
人並み外れたパワーが魅力で今春から試合に起用されている高橋眞嬉選手(2年・横浜商大)がこの日、ツーベースを放ちました。
追い込まれてからバットを短く持ち、外角のボールにちょこんと合わせた打球が外野の頭を越えていったのです。
まさしくケタ外れのパワーの持ち主ですが、試合慣れしていないからか、穏やかな性格からか・・・
バッターボックスでの佇まいに、雰囲気を感じさせない部分が隠せません・・・。
ハッタリでもドンと構えていれば、それだけでもプレッシャーを与えられる数少ない選手です。
技術的な部分の向上も大事ですが、内面を鍛えることで本物のスケールのに大きな選手になってくれることでしょう。
大きな体の選手にありがちな、穏やかで真面目な性格。
しかし、試合になったらスイッチを切り替えて漲る闘志を宿して欲しいところです。

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